結果と虚無
2月のグループ展、何が起こったのか
両方とも高額にもかかわらず絵が売れてしまった。
嬉しいは嬉しいんだけど、どちらも次につながりはするが虚しかったり厳しく感じた部分もあった。
反省を語ってみる。
◆色鉛筆画の方は本当に虚無だった
ぶっちゃけ、自分が参加する事のメリットはほぼなかった。
というのも、買って下さった方は元々作品を何度も買って下さる
リピーターの方だったし、
それなら4月の個展に来て下されば、もっと安く提供できたのだ。
3万円は安くできたのに・・・なんか申し訳ない。
でも、このお方が買ってくれなければ、
ほんとに只々むだに高いだけの素人画を披露してるだけの
恥さらしグループ展になってたと思う。
本当に、本当にありがとう・・・・
そしてギャラリーさんから送られてきた芳名帳を見ても、
それぞれの知り合いらしき人ばかりで、住所記入もなく感想も少ない。
こんなもの書き込んでなんになる・・・?
何で送ってきた?ってのが本音だった。
せめて感想を書けば有意義なものになりそうなのに、それもないので、
個人的に意味不明なものに見えてしかたなかった。
美術系界隈のよくわかんない風習のひとつなんだろうな・・・
見てて虚無しかなかった。
まだコミックアート系展示の
感想ノートの方がめちゃくちゃ勉強になるし、有意義だと思う。
この展示で学んだのは、
私はこの世界は合わないなって事がよく分かった結果になった。
一緒に展示できて仲良しとかそんな気持ちには正直なれないし、
先生も教室通いもない自分は本当に孤独だ。
基本個展と同人系をうろうろして、時々サブカルグループ展、でいいかなと感じた。
ごめんね。次回参加はないです。
客観的に見てると、身内ノリが強くて参加前からアウェイ感すごかった。
◆高額作品を取り扱う、ということ
これ私の経験不足というか、初めてなんでしょうがないんだけど、
高額作品が売れた後の事を全く考えていなかった。
アートシップさんで実際売れたけれど、
梱包写真を見せたら優しく諭してくださったものの、
実質怒られたようなものだと思う。
これではこの額の作品は出せないと。
百貨店の受け渡しを想像してほしい、と言われたけど、
ごめんやけど言いたい事は分かるものの、
百貨店で出すようなものを売ってる自覚がないというか、
自分にあまりなじみが無さ過ぎて本当に意識がなかったし、ピンと来なかった。
ただ、仮に自分がこの値段のものを買って
「作家本人から」ならこのいびつな梱包でもいいかなとは感じるけど、
仲介が居てそこから受け取るなら、
その「仲介者」が梱包をすると想像するので、嫌だなと感じる。
私からではなく「アートシップで購入した」という名目になるのが
今回の売上なので、この梱包では失礼だろう・・・うん・・・
個人的には参加料も手数料も取られてるし、
それならギャラリーさんが梱包してくれとは思うのだが、
まぁアートシップさんはそういう売る為だけのギャラリーさんではないので、
勉強の為に自分でなんとか綺麗にするのが筋だとは思った。
(ギャラリーの経験を通して作家自身を成長させるギャラリーさんなので)
・・・
◆身の丈に合った梱包
納得いかないのは
自分の経験をやんわり否定されてしまったところだった。
今までの梱包はどうしてたのかを聞かれたけど、
小作品でオンライン販売が主で、個展をやっても会期終了後に郵送だったので、
基本は強度重視で見た目は二の次にしていた。
というか、見た目まで凝ると、
配送料金内でできなくなってしまいやすい事情があるのだ。
買って下さる方も金銭的にあまり余裕がない方もいらっしゃり、
できれば安い方がいいだろうという事で、最低限の配送品質にしている。
悪すぎず凝り過ぎず、ごみがあまり出ないように。
そして私自身も、100円も1000円も惜しいレベルでかつかつの作家活動をしている。
梱包は凝れば凝るほどチリツモでお金がかかってくるし、
何より自分はしぬほど手先は不器用だ。
不慣れすぎる頃は失敗しすぎて何枚も袋や印刷を台無しにしたし、
今もどうしてもくしゃる部分がある。
すごく不器用で、完璧を目指すとチリツモでごみを増やし、資材代ももったいなくなってくる。
本当に笑えないレベルで無駄遣いになっていくので、死活問題になる。
だから見た目は二の次の簡易包装重視にしていた。
こんな不器用に完璧な百貨店レベルの梱包を求めたら
やりなおしで資材代がやばい事になるし、そんなしょうもない事でこころを消耗したくない。
少しは抜けた部分を許してくれないと、今後も梱包ハードルが上がってしまい、ノイローゼになりそうだ。
そんなしょうもない事で作品を売る事を嫌になりたくない。
だから、今回の梱包、やり直しはするけど、
私のスキルの身の丈に合うやり方でやらせて頂く事にする。
ダンボールは強度は最強の資材だし、これを使う事に私は全く負い目はない。
作品を守るのにダンボール使ってくれたら丈夫だし私は嬉しいと思う。
そして色鉛筆は他画材に比べてとても繊細だ。
油彩のように丈夫な表面ではないし、水彩のように紙に染み込むわけではない。
塗料が紙に乗っている状態で、非常にキズに弱くデリケートだ。
紙を乗せた方がいいと言われて画材の事なんもわかってないと思ったし、
私は迷わずプチプチシートで表面をくるむ。
つるつるなビニールならほとんど塗料への摩擦はないし。
見た目よりも、理にかなった理由で作品を守りたい。
紙袋も、そんなに高いものを使わなくたっていいと思う。
財力に余裕があるならまだしも、私は本当にまだまだ余裕がないし、できるだけ費用は抑えたい。
今回の売上も、お客様側からしたら大金だとは思うんだけど、
私だって頂く額はまだ目標額には遠くて、すぐに消えてしまう金額なのがくやしい。
まだそういうとこを凝りに凝れる作家じゃないと思う。
私が目指しているのは、作品で生きる事。
もちろんお客様は大事にしたいし、感謝したい。
でも、まずは私が生きる事。
自己犠牲はほどほどに。
そういう梱包に普段から凝ってもいいと思うのは、
個人的には毎月2〜3万を稼げる、
または3〜4か月に合計10万以上を稼げる状態になってからだと思う。
これくらいの売上サイクルになれば、そういうとこを凝ってもたぶん金銭面で心配なく活動できると思う。
まだ先がわからない以上、節約するに越した事はない。
毎月1万だと、たぶんやりたい事に対して出費の方がでかいので、
どんどん赤字になっていくし、まだ毎月1万には届いていない。
今月売り上げた合計13万は、これから3か月間の保険でしかなく、
参加費・会場費・交通費・製作費であっという間に消えるだろう。
WEB個展費用でこれから毎月15000出てしまうし・・・・
余裕は全然ないんだよ・・・
・・・
◆活動の本質
2月のグループ展で感じた事はいろんな意味で学びが多かった。
まとめると、
・美術界隈のへんな常識や雰囲気に影響される必要はない
・やはり画材アピは意味がない。自分は描いてる内容重視。ほどほどに。
・美を届ける事の本質的な理想は忘れてはいけない(梱包)
・しかし、メンタル面でも金銭面でも、自己犠牲はもっといけない。身の丈に合う工夫の摸索も必要。
・自分の考えた通りの活動方法を諦めない
こういう学びと反省があったかな・・・
梱包ひとつとっても、言われた事をまとめると
・高額作品は百貨店の受け渡しを想像して
・ギフトのつもりで、見た目は美しく
・ダンボールやガムテープはいまいち
・・・と言われたのだが、最初はできなかった現実的理由として、
・金銭的なコスト負担を考えると、凝りすぎてもよくない。実際余裕がない。
・自分がしぬほど不器用な事(苦手なので美しくすることが困難気味)
・今までそういう梱包で何もクレームがなかったこと、無事に作品が届いてた事、そして作品を大事に飾られていたこと
・透明テープは紙を破る不快感が気になったから使わなかった。
・強度最強はダンボール。作品安全第一。
・見た目が美しい化粧箱用の紙は弱いし、配送が多い自分にはゴミが増えやすい手段で持っててもしょうがない資材。
・・・という自分の経験や悩み、問題や結果があった。
(ほとんど言い訳なので言わなかったが)
あちらの言い分も、こちらの事情や活動内容の方針を分かってないから、正しいと思わない。
作品を楽しむ事が本質的な事で、届ける過程も大事だとは思うものの、
第一は作品の安全であり、見た目は汚くなければ問題ない、と思っていた。
そしてそれはたぶん、ずっと変わらない。
今回はかなり気にされてしまったし、
窓口になったギャラリーさんの顔を立てることも大事なので
できる範囲で凝るけど、
実際に自分が郵送で梱包する事になった場合、同じように凝れるだろうか・・・
「かぶせ箱+包装紙+プチプチ2重」なら同じようにやれるかなぁ
普段の小作品はクリックポストでできる範囲なので、
簡易包装はやめないけど、せっかく包装紙買ったからなんかしたいかもね。
とにかく箱をつくれるようにならないと0(:3 )〜 _('、3」 ∠ )_
不器用こわいよ
とにかく自分は等身大でいたい。
この梱包だと作品の価値を下げるよとかも言われたけど、
あれくらいで価値を下げられるなら
ぶっちゃけもうどうでもいいとさえ思う私は本当にわがままなんだよな・・・あああ
両方とも高額にもかかわらず絵が売れてしまった。
嬉しいは嬉しいんだけど、どちらも次につながりはするが虚しかったり厳しく感じた部分もあった。
反省を語ってみる。
◆色鉛筆画の方は本当に虚無だった
ぶっちゃけ、自分が参加する事のメリットはほぼなかった。
というのも、買って下さった方は元々作品を何度も買って下さる
リピーターの方だったし、
それなら4月の個展に来て下されば、もっと安く提供できたのだ。
3万円は安くできたのに・・・なんか申し訳ない。
でも、このお方が買ってくれなければ、
ほんとに只々むだに高いだけの素人画を披露してるだけの
恥さらしグループ展になってたと思う。
本当に、本当にありがとう・・・・
そしてギャラリーさんから送られてきた芳名帳を見ても、
それぞれの知り合いらしき人ばかりで、住所記入もなく感想も少ない。
こんなもの書き込んでなんになる・・・?
何で送ってきた?ってのが本音だった。
せめて感想を書けば有意義なものになりそうなのに、それもないので、
個人的に意味不明なものに見えてしかたなかった。
美術系界隈のよくわかんない風習のひとつなんだろうな・・・
見てて虚無しかなかった。
まだコミックアート系展示の
感想ノートの方がめちゃくちゃ勉強になるし、有意義だと思う。
この展示で学んだのは、
私はこの世界は合わないなって事がよく分かった結果になった。
一緒に展示できて仲良しとかそんな気持ちには正直なれないし、
先生も教室通いもない自分は本当に孤独だ。
基本個展と同人系をうろうろして、時々サブカルグループ展、でいいかなと感じた。
ごめんね。次回参加はないです。
客観的に見てると、身内ノリが強くて参加前からアウェイ感すごかった。
◆高額作品を取り扱う、ということ
これ私の経験不足というか、初めてなんでしょうがないんだけど、
高額作品が売れた後の事を全く考えていなかった。
アートシップさんで実際売れたけれど、
梱包写真を見せたら優しく諭してくださったものの、
実質怒られたようなものだと思う。
これではこの額の作品は出せないと。
百貨店の受け渡しを想像してほしい、と言われたけど、
ごめんやけど言いたい事は分かるものの、
百貨店で出すようなものを売ってる自覚がないというか、
自分にあまりなじみが無さ過ぎて本当に意識がなかったし、ピンと来なかった。
ただ、仮に自分がこの値段のものを買って
「作家本人から」ならこのいびつな梱包でもいいかなとは感じるけど、
仲介が居てそこから受け取るなら、
その「仲介者」が梱包をすると想像するので、嫌だなと感じる。
私からではなく「アートシップで購入した」という名目になるのが
今回の売上なので、この梱包では失礼だろう・・・うん・・・
個人的には参加料も手数料も取られてるし、
それならギャラリーさんが梱包してくれとは思うのだが、
まぁアートシップさんはそういう売る為だけのギャラリーさんではないので、
勉強の為に自分でなんとか綺麗にするのが筋だとは思った。
(ギャラリーの経験を通して作家自身を成長させるギャラリーさんなので)
・・・
◆身の丈に合った梱包
納得いかないのは
自分の経験をやんわり否定されてしまったところだった。
今までの梱包はどうしてたのかを聞かれたけど、
小作品でオンライン販売が主で、個展をやっても会期終了後に郵送だったので、
基本は強度重視で見た目は二の次にしていた。
というか、見た目まで凝ると、
配送料金内でできなくなってしまいやすい事情があるのだ。
買って下さる方も金銭的にあまり余裕がない方もいらっしゃり、
できれば安い方がいいだろうという事で、最低限の配送品質にしている。
悪すぎず凝り過ぎず、ごみがあまり出ないように。
そして私自身も、100円も1000円も惜しいレベルでかつかつの作家活動をしている。
梱包は凝れば凝るほどチリツモでお金がかかってくるし、
何より自分はしぬほど手先は不器用だ。
不慣れすぎる頃は失敗しすぎて何枚も袋や印刷を台無しにしたし、
今もどうしてもくしゃる部分がある。
すごく不器用で、完璧を目指すとチリツモでごみを増やし、資材代ももったいなくなってくる。
本当に笑えないレベルで無駄遣いになっていくので、死活問題になる。
だから見た目は二の次の簡易包装重視にしていた。
こんな不器用に完璧な百貨店レベルの梱包を求めたら
やりなおしで資材代がやばい事になるし、そんなしょうもない事でこころを消耗したくない。
少しは抜けた部分を許してくれないと、今後も梱包ハードルが上がってしまい、ノイローゼになりそうだ。
そんなしょうもない事で作品を売る事を嫌になりたくない。
だから、今回の梱包、やり直しはするけど、
私のスキルの身の丈に合うやり方でやらせて頂く事にする。
ダンボールは強度は最強の資材だし、これを使う事に私は全く負い目はない。
作品を守るのにダンボール使ってくれたら丈夫だし私は嬉しいと思う。
そして色鉛筆は他画材に比べてとても繊細だ。
油彩のように丈夫な表面ではないし、水彩のように紙に染み込むわけではない。
塗料が紙に乗っている状態で、非常にキズに弱くデリケートだ。
紙を乗せた方がいいと言われて画材の事なんもわかってないと思ったし、
私は迷わずプチプチシートで表面をくるむ。
つるつるなビニールならほとんど塗料への摩擦はないし。
見た目よりも、理にかなった理由で作品を守りたい。
紙袋も、そんなに高いものを使わなくたっていいと思う。
財力に余裕があるならまだしも、私は本当にまだまだ余裕がないし、できるだけ費用は抑えたい。
今回の売上も、お客様側からしたら大金だとは思うんだけど、
私だって頂く額はまだ目標額には遠くて、すぐに消えてしまう金額なのがくやしい。
まだそういうとこを凝りに凝れる作家じゃないと思う。
私が目指しているのは、作品で生きる事。
もちろんお客様は大事にしたいし、感謝したい。
でも、まずは私が生きる事。
自己犠牲はほどほどに。
そういう梱包に普段から凝ってもいいと思うのは、
個人的には毎月2〜3万を稼げる、
または3〜4か月に合計10万以上を稼げる状態になってからだと思う。
これくらいの売上サイクルになれば、そういうとこを凝ってもたぶん金銭面で心配なく活動できると思う。
まだ先がわからない以上、節約するに越した事はない。
毎月1万だと、たぶんやりたい事に対して出費の方がでかいので、
どんどん赤字になっていくし、まだ毎月1万には届いていない。
今月売り上げた合計13万は、これから3か月間の保険でしかなく、
参加費・会場費・交通費・製作費であっという間に消えるだろう。
WEB個展費用でこれから毎月15000出てしまうし・・・・
余裕は全然ないんだよ・・・
・・・
◆活動の本質
2月のグループ展で感じた事はいろんな意味で学びが多かった。
まとめると、
・美術界隈のへんな常識や雰囲気に影響される必要はない
・やはり画材アピは意味がない。自分は描いてる内容重視。ほどほどに。
・美を届ける事の本質的な理想は忘れてはいけない(梱包)
・しかし、メンタル面でも金銭面でも、自己犠牲はもっといけない。身の丈に合う工夫の摸索も必要。
・自分の考えた通りの活動方法を諦めない
こういう学びと反省があったかな・・・
梱包ひとつとっても、言われた事をまとめると
・高額作品は百貨店の受け渡しを想像して
・ギフトのつもりで、見た目は美しく
・ダンボールやガムテープはいまいち
・・・と言われたのだが、最初はできなかった現実的理由として、
・金銭的なコスト負担を考えると、凝りすぎてもよくない。実際余裕がない。
・自分がしぬほど不器用な事(苦手なので美しくすることが困難気味)
・今までそういう梱包で何もクレームがなかったこと、無事に作品が届いてた事、そして作品を大事に飾られていたこと
・透明テープは紙を破る不快感が気になったから使わなかった。
・強度最強はダンボール。作品安全第一。
・見た目が美しい化粧箱用の紙は弱いし、配送が多い自分にはゴミが増えやすい手段で持っててもしょうがない資材。
・・・という自分の経験や悩み、問題や結果があった。
(ほとんど言い訳なので言わなかったが)
あちらの言い分も、こちらの事情や活動内容の方針を分かってないから、正しいと思わない。
作品を楽しむ事が本質的な事で、届ける過程も大事だとは思うものの、
第一は作品の安全であり、見た目は汚くなければ問題ない、と思っていた。
そしてそれはたぶん、ずっと変わらない。
今回はかなり気にされてしまったし、
窓口になったギャラリーさんの顔を立てることも大事なので
できる範囲で凝るけど、
実際に自分が郵送で梱包する事になった場合、同じように凝れるだろうか・・・
「かぶせ箱+包装紙+プチプチ2重」なら同じようにやれるかなぁ
普段の小作品はクリックポストでできる範囲なので、
簡易包装はやめないけど、せっかく包装紙買ったからなんかしたいかもね。
とにかく箱をつくれるようにならないと0(:3 )〜 _('、3」 ∠ )_
不器用こわいよ
とにかく自分は等身大でいたい。
この梱包だと作品の価値を下げるよとかも言われたけど、
あれくらいで価値を下げられるなら
ぶっちゃけもうどうでもいいとさえ思う私は本当にわがままなんだよな・・・あああ
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