原画市の感想 | 夕日の彼方

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原画市の感想

とりあえず参加してみて率直に思った事を記録しておこう。

◆今回はリピーターさんに助けられた
今回は黒字になったけれど、
元々私を知っていた東海地方の方中心で立たせていただいたので助かりました・・・
これは開催地の地域で粘り強く活動をつづけた結果なので
十分実力の内とも言って良いのですが、
やっぱり新規さんが少なかったのがしんどいなと思ってしまった。
詳しくは下記。


◆つくしさんイベントの客層がやっぱり合わなそう
今回は即売会形式という形に助けられたのもあり、
新規さんに少しは発見されましたが、他の即売会に比べめちゃくちゃ少なかったです。

というのも、つくしさん自体のPR方針が
SNSのインフルエンサー中心のため、
基本的にはそれぞれの作家さんのSNSのフォロワーの多さも、
イベント全体の来場者数を底上げしている・・・と思うんですが、ここが個人的にイベントとして落とし穴なんですよね。

だって、その人しか興味ない人は、他の作家さんのところ行かなかったり、
見ても買わない事が多いと思うからです。

特に原画を扱うイベントとなると、
ピンキリだとしても原画は高額気味の作品。
それぞれのお財布事情は限られてますし、
必然的に後回しにされる発信力の弱い作家は買われるチャンスが減る気がしています。
・・・とはいえやっぱり即売会という形式に助けられたので、PRの活用という面ではグループ展より圧倒的いいです。
これからも余裕があれば参加してもいいかもしれないです。

あと全体的な作風のミスマッチさ。
やっぱりつくしさんのイベントに参加する方のほとんどは、コミックアートもしくは完全アート作品、
雰囲気の傾向としては、
透明水彩が最多、かわいい動物やキャラクター、女の子の絵、耽美な少年などで、どれも私はそこらへんが刺さる層に刺さりにくい作風です。
(少年はギリあるけどちょっと耽美さは足りてないので・・・あとコミックアートとアートの中間みたいな位置の作風だからなぁ)

そういう作風の問題は今回も結果的に苦しかったなと感じてしまったので、
無理して参加するほどでもないかな・・・と感じました



◆余裕があれば出てもいいイベント
上にも書きましたが、やはり即売会というイベント形式は強いので、
グループ展よりも圧倒的に反応がわかりやすく、
そしてなけなしの反応をつかむ事ができる為、良いと思いました。

ただ、客層やPR方針の問題で、このまま客層に変化が無ければ
私はいくら出てもそんなに新たな出会いには繋がりにくいかな・・・と感じてます。
他地域で開催しても似た結果になりそうだなって思うんです・・・

個人的には、原画の即売会と銘を打つなら
もうちょっとコミックアートと離れたアート界隈と繋げてくれたら嬉しいです・・・
今の状態だと、正直ふつうの同人誌即売会と客層が変わらないので、もう少し一般参加の方の属性が幅広くなればいいのになと感じました。

クリマに来るような層も取り込めると私はマッチングしやすくて助かるな・・・と感じたのですが、
だたあっちのイベントは絵だけじゃないし、
ほんとに「絵」だけ、更に手描きの原画に興味があるっていうと
かなり限られた界隈になるのがネックになるのも想像できます。難しそう・・・

あとは他イベントと時期がかぶらないこと。
客層が上記のように同人と変わらないのであれば、被っただけ見てくれる方に負担をかけてしまうので、(私の場合は特に)
できたらイベント多い時期を外してくれるとありがたいかなぁと思います。
なのでまぁ、今後の動き次第ですね。
開催時期にいつも出ている質のいいイベントがあれば、そっち優先しちゃうかな・・・という感じです。


◆前売券が売れる作家さんが強すぎる
これある意味ひがみみたいになっちゃうけど、
初動が前売券が自分の絵柄で売れた人の場所に来てくれる
確定要素みたいになってて、ちょこっとだけしんどい。

あと、事前に自分の絵が売れたかどうか教えてくれるの優しかったんだけど、
自分はこういうお客さんからの明確なアクションみたなの求めたくないので、やっぱ参加しなけりゃよかったかなと後悔。

つくしさんあるある企画なんですけど、こういう作家とファンを繋げる企画は自分とは相性わるい気がします。
作品の発表と鑑賞だけで個人的にはもうコミュニケーション完了すると思ってるから、無理につなげる企画はいいかな・・・うん・・・

こういう企画やPR方針をとってる内は、なかなか自分は難しいなと感じました。
これコンペ出ても似た結果になりそうだなぁ


◆規模や人数はちょうどよくて好き
これ今後も継続してほしい点なのですが、
イベントのブース数は今回の規模で継続してほしいです。
多すぎず少なすぎずでちょうどよかったと感じました。

惜しかったのは来場者数。
人が通らない時間帯も発生した、という事は、ちょっと参加者足りてないのかな・・・みたいに感じました。
初動は仕方ないんですけど、時間が経ってからこれが発生すると
一般来場者の人数が少ないと判断しています。
(もしくは東京のコミティアみたいにスペース数が多すぎるとかでも発生する)

比較的そんなに相性が良いと感じていない名古屋コミティアの方が
新規さんに見て頂けてると感じるのは、
やっぱり作品が目に入る頻度が高いからで。
自分の目の前を通らない時間帯がほぼないんですよねこちらは。

即売会に興味ある意欲の高い限られた層が中心だった印象なのですが、そういう層でも原画にまで興味あるのはほんとに限られた人になってきます。
何度も言っちゃうけど、
もうちょっと絵に興味ある一般層や
別のアート界隈に近い客層にも届くイベントになってほしいなと感じています。
今のままだとほとんど同人誌即売会の客層の中の、更に限られた層って感じなんですよ・・・ううう
まだ実質2回目(つくし座合わせると3回目?)の始まったばかりのイベントなので、今後の認知に期待したいところです。


◆原画に焦点を当てた気軽な即売会は他にない
これはほんとに大きなアドバンテージというか
本当に他に聞いた事がないので、ほんとにがんばってほしいです。

大阪のメルメリィと比べられたりもしてたけど、
原画を扱ってる以上大きく違うイベントになる可能性は高いです。

今の段階だと正直メルメリィと大差ない内容になってしまうルールに感じてるので、
もうちょっと物販内容の規定を原画中心で
厳しくしても個人的にはいいのではないかと感じました。

今のルールだと、決まった数の原画(大小形問わず)があればデジタル画も複製画作品も出し放題なので・・・
でもかといってどうしたらいいのかって思うけどね。難しい。

やっぱ前から思ってるけど、「技法」に焦点を当てても
ほとんどPRとして役に立たないのを物語ってるような気がします。
AIのことがあるから、これから化ける可能性はあるものの・・・うーん


◆今後の方針について
つくしさんの企画でも、
即売会なら結果が大きく変わるかなと思って参加してみたものの、
やっぱり自分にとってはつくしさんの企画自体があまり向いていないという結果になってしまいました。

つくしさん主催のイベントとしては多少変わった結果になりましたが!
(他のグループ展イベントだと自分の作品が見られていたかすらもわからないので・・・)

体験的になにか新しい良い事があればよかったんだけど、
ほとんど他の同人誌即売会と変わらなかった点が、
客層被りを大きく実感することになり、
PRの方向性を運営が変えてくれないと難しいと感じました。

つくし賞も出ようか悩んでたけど、
今回と似た参加者と客層が中心となるでしょうし、
やめておこうかなと思います。
(今回でいうと前売券を買ってもらえる、または参加する事が楽しいと感じてる作家さんが参加すると思う)

ちゃんと見てもらえない、と予感してしまうとこにわざわざ出す事ないかな・・・という気持ちです。
私がわがままなだけなんですけどね。
見てもらえないのは自分の実力不足・・・とも思ったんだけど、
個展で看板の絵一目ぼれで来られたりしたことも何度かあったし、
やっぱ好み(客層)の問題がでかいでしょう。

とはいえ原画市だけはギリ許容範囲でしたし、
今後ほかのイベントと時期が被らないなら
タイミング次第で参加したいと感じました。
「原画」という属性に惹かれて来る方は今後おそらく増えると思います。
イベントとしてもうちょっと成長に時間が必要かもしれないですね。


偉そうに語ってしまったけど、自分の正直な感想はこんな感じになりました。
予想の範囲からは出なかった結果になってしまったので勝手に一人でしんどくなってるのですが、
こういう予想が的中しがちなのも自分の可能性縛ってるみたいでいやになります。
そういう能力いらんねん・・・・

名古屋で活動できてる事もこういうイベントをやってくださってる方のおかげですし、そこの感謝は絶対に忘れちゃいけないです。
いろいろ言ったけど、やっぱり今回見つけてもらえた方、購入してもらえた方はいましたし、イベントがあること自体、とってもありがたいです・・・!

今回はリピーターさんにも本当に感謝です。
場所的に個展に来られなかった方にも見て頂けたのが、一番参加してよかったなと感じた点でした。
ほんとにありがとう!!!

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